ディスクレビュー 『White Sky』/NETWORKS

White Sky/NETWORKS

「インナースペースへの時空旅行へと誘う螺旋紋様のサウンドフィルム」

理屈抜きにキモチイイ。私は音楽に対してあれやこれやと理屈をこねるのが性癖なのだが、この『White Sky』に関しては、あの音がどーたらこーたらなどと抜かす気分が起こらない。「見るまえに飛べ」ならぬ「聴くまえに飛べ」状態だ。

NETWORKSの音楽を聴いていると、自分という存在が少しずつほどけてバラバラになって行くような気分になる。皮膚が剥げ、肉が削ぎ落とされ、骨が砕け散り、内臓が溶け去り、最終的には二重螺旋のDNAにまで還って行くような感覚。己が混沌に飲み込まれ、もはや自我はなく、その場の空間と完全に一体化する。これはサイケデリック、トランス、アンビエントなど、ジャンルはなんでもいいのだが、優秀なトリップミュージックがもたらしてくれる快感の最たるものだ。仏教で説くところの「解脱」の疑似体験といってもいいだろう。
驚け!ヨーガの修行など経なくても、このアルバム1枚で我々は簡単に宇宙との一体感を手に入れられるのだ!!(笑)

受け取りようによっては、なんだかアブナイ音楽を想像させてしまいそうな話しになってしまったが、変に構える必要はない。NETWORKSの音楽は単純にBGMに使うのでもOKな汎用性も持ち合わせている。
キラキラした空間系の音色中心のサウンドはお洒落な空間を彩るのにもピッタリだし(実際彼らは青山のギャラリーで開かれたあるガラス工芸作家の個展で演奏したこともある)、お出かけの際のドライブミュージックに使うのも良い。

他人が使っているのを聞くと「ダッセーな」と思ってしまう表現だが、今回は敢えて使わせてもらおう。マストです!

タイトル White Sky
アーティスト名 NETWORKS
媒体 CD
ジャンル J-POP Indies
発売日 2010.05.21
収録枚数 1枚
販売価格(税込) ¥2,300
収録曲
  • Ab-rah
  • bil
  • Co.dak-sun
  • Dry Eye
  • Enjoy Point
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