イベントピックアップ 『laid back』 ―― atrem 1st album 「flight」 レコ発企画

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2010年7月にデビューアルバム『flight』をリリースしたatremが半年間の沈黙を破ってレコ発イベントを発表。前身であるrioからatremへとバンド名を変更してから初のライブとなり、実に1年9ヶ月ぶりのステージ。期待したくもなるというもの。

このイベントをピックアップするにあたり、焦点となる彼らのアルバム『flight』について軽く言及しておこうと思う。
全16曲からなるこのアルバム、作編曲はatremの正式メンバーである嶋龍一と上村裕介の2人。レコーディングには他にドラムとギターで2人のサポートメンバーが加わっている。
全編通してエレクトロニカやポストロックの色合いの濃い、静謐感と躍動感が絶妙にブレンドされた作品だ。フィールドレコーディングから得た音もふんだんに使っているが、どの素材もキレイに処理されており、ノイジーな面は皆無。むしろ徹底して磨き抜かれた音像を感じ取ることができる。実験音楽の側面を持ちながらも、同時に癒し系でもあり、ダンスミュージックとしても聴ける。これは嶋、上村が単に音を加工するセンスが優れているだけに留まらず、作曲面においても秀でていることの証明となるだろう。

気になるイベントの内容であるが、まずは対バンに目を向けていこう。

◆ Dill-Opera Tion Band set- ◆

作曲家、井ノ上裕二によるソロプロジェクト。4~5名のサポートメンバーを従え、ジャンルレスな音楽を展開。ムード音楽のようでもあり、クラシックのようでもあり、時にはロックで・・・断片を形容する言葉はいくらでも思いつくのに、いまだに核心を捉えられない。この音楽を貴方はどう呼ぶ?

◆ pnoom ◆

これぞ人力トランス。ディジュリデゥ、ギター、ベース、ドラムといった構成こそ一般的な(ディジュリデゥは除くが)バンドだが、出される音は麻薬性の強いゴキゲンなトリップミュージック。跳ねて踊って転がり回れ。

◆ radi strand ◆

atremとは同じコンピレーションアルバムにも参加している仲。聴けば何かしらの情景を思い浮かべずにはいられない、イマジネーションを伴った歌と音。オシャレの一言で片付けるのはあまりに勿体無い作家性を持った音楽を間近に体感していただきたい。

◆ atrem ◆

彼らのような音楽は音源とライブでアプローチの仕方が大きく異なってくるもの。果たしてこの節目のライブをどのような構成にするのか?サポートにはTelePHONICAの遠藤洋一郎(ギター)、STKという名義で活動しているフランス人ミュージシャン、セドリック・ストーカー(エレクトロニクス等)、そしてFifthやcoholiといったバンドを経て現在はサポートドラマーとして活躍中の阿部真太郎(Dr)の3人を加えた5人編成で登場。最新のリハ風景を鑑賞しながら想像していただこう。


風の歌を聴け / atrem

atrem | Myspace Music Videos

なお、この日、会場で「flight」を購入すると、特典として未発表曲を収録したCD-Rがプレゼントされるとのこと。まだお持ちでない方はこの機会にお求めになってはいかがだろうか?

タイトル laid back~atrem 1st album「flight」レコ発企画~
日時 2011年1月27日
場所 Zher the ZOO YOYOGI
時間 開場18:30 開演19:00
料金 前売2000円 当日2500円(+1drink)