まずは感謝。集まってくれた全ての方々へ。特に今回は様々な方々からご助力をいただき、大変に助けられた。独りではとてもやりきれなかった。ありがとう。
以下簡単にではあるが、そのときの状況を振り返りながら文章を綴ってみる。非常に良く撮れた写真があるので、それを眺めながら回想、あるいは想像に耽って欲しい。
Jessicaの歌はまるで妖精の囁きのようだ。確かな声量でもって響いてくるのに、聴き手である我々はその声に圧されるでもなく、むしろ水面にたゆたうような浮遊感に包まれる。
新曲を披露する際に「美しい闇」について語られた。まさしくNGATARIを表現するのに相応しい言葉だ。彼らの音楽は決して明るい色調を放ってはいない。だが本当に美しい。
この日のJessicaはいつになくのびのびとした様子で歌っているように見えた。それがなんとも嬉しかった。
「優しさでできている」
頭痛薬のコピーのパクりみたいだが、彼らの音楽は本当に優しいと思う。だが優しさをウリにはしない。それがとても安心する。
1曲終わるたびに国吉はじっくり考えながらMCをする。西川に任せる時はくつろいだ様子でそれを眺めている。きっといつも素で、だけどいつでも一生懸命なのだろう。
それにしても絶妙なバランスで成り立っているバンドだ。歌とピアノとドラムが完璧に調和している。だからあんなに優しく響くのだ。
打って変わって、こちらは調和ではなくぶつかり合いだ。がっぷり四つのせめぎ合い。格闘技の試合を観る時、圧倒的な決着よりも、倒し倒されの死闘の方が手に汗握るように、天国のライブにおけるせめぎ合いに我々は否応なしに引き込まれてしまう。
単に奇を衒っているのではない、高い技術に裏打ちされたパフォーマンス。だから面白い。
GHQのライブはパワーだ。単に音圧がすごいからという話ではない。「持っていく力」というものが突出している。特にAのボーカルはまさしくイベントタイトルである『唱撃』そのものだ。
今回は天国の本間を加えて1曲ジャムるという試みも。コード以外に全く決め事なしの行き当たりばったりな試みではあったが、見事に合わせてきたのはさすが。なんだかウッドストックの時代にタイムスリップしたようだった。
最後のこの場を借りて改めてお礼を述べたい。
出演してくれたNGATARI、国吉亜耶子and西川真吾Duo、天国、GHQ/場所を提供してくれた江古田クラブドロシー/スタッフを務めてくれた涼凛さん、ヒロさん/写真を撮ってくれたえびすけさん/映像を撮ってくれた澤井さん/足を運んでくれた全てのお客様方へ。
どうもありがとう。感謝、ただひたすら感謝。