存在としてのパンク

目立つためなら何でもやる!破壊的パフォーマンス

少し前に四谷アウトブレイクで、ノイズ界の帝王・非常階段とアイドルグループのBiSがコラボレートするという意欲的なイベントが開催された。
実際に観に行ったわけではないが、ブログやツイッターなどで伝え聞くだけで凄まじい熱気に溢れたイベントだったことが窺える。

これを機に、これまで名前だけはずっと知っていたのに、何故か聴いてこなかった非常階段の音楽とはいかなるもんかと、まずはYouTubeを探ってみて出てきたのがこちら。

ステージにビニールシートを敷いてあるのだから、まぁ織り込み済みのライブだったのだろうけど、それにしても本当に凄い時代だったんだなと思わずにはいられない。
非常階段以外にもスターリンやハナタラシやじゃがたらやワルイ奴らが一杯いた時代だ。
みんな他人がやってないこと、やっちゃいけないことをやることに人生かけてたのかなと。

何故あんなことをしていたんですかと訊いたら「ただ目立ちたかっただけ」なんて澄ました顔して答えられそうな気がするけど、通行人が通りがかることのないライブハウスという閉鎖空間で、他人(対バン)より目立つことにそこまで注力できるってのは凄い。

上に貼ったハナタラシのライブだって、馬鹿馬鹿しいの一言で片付けるのは簡単だが、わざわざあれだけの数のドラム缶を集めて持ち込んでいる事実を考えると、やっぱ生半可な覚悟でやってたわけじゃないのがわかる。
(他にもハナタラシの有名なエピソードにユンボで壁を壊しながら登場というのがある。どこから借りてきたのやら)

東京でも高円寺あたりには懐の深いライブハウスがいくつかあるが、それにしたってこの当時の関西シーンのライブハウスの大らかさと言ったら信じられないくらいだ。中には破壊されてそのまま閉店しちゃった店もあるそうだが(´Д`)

破壊的パフォーマンス、ノイズを始めとするノンミュージック、大体やることはやりつくされたかんのある今のシーンで存在パンクはどう生きていくのだろうか?
いや、きっとあの時代にはやれなかった形で生きていくんだろう。


ジンボ アラタ
Author ジンボ アラタ 98 Articles
東京都出身。日本工学院八王子専門学校コンピューターミュージック科卒業。その後は音楽とは別の道へ進むが、再び音楽の世界になんらかの形で関わって行こうと決意し、2007年より音楽イベントのオーガナイズを始める。