殺人ソング

殺人犯や殺人事件をモチーフにして書かれた曲ってのが探してみると結構ある。


元ネタは佐川一政が起こしたパリ人肉事件。
最初マイケル・ジャクソンのPVかな?とか思ってしまった。途中のメンバーによる小芝居が時代を感じさせるというか、クイーンズライクの『Queen Of The Reich』を彷彿とさせる腰の入ってなさが笑える。
佐川は心神喪失が認められて無罪となっており、精神病院に入っていた時期も短く、その後は悠々自適(?)に暮らしている。なんというか上手くやったなぁという印象は拭えない。


これは誰がどう見てもアンドレイ・チカチーロの曲。
一瞬だけど被害者や犯行現場の写真や映像が映り込んでおり、『Too Much Blood』に比べるとこっちは重たい。
とはいえ、スレイヤーといえば『Raning Blood』みたいな文字通り血の雨が降るPVもあるから、それに比べたら大人しいという気もする。
ところで歌詞の日本語訳は出回ってないのかしらん?何と歌っているのか気になる。勝手な想像だけどチカチーロになったつもりで「俺は切り裂き魔、全てを血で赤く染める」みたいなこと言ってそう。


ジョン・レノン殺害事件を歌った曲。最後には銃声も。
私はこの曲が収録されているアルバムも持ってるし、クランベリーズは結構好きだったなぁ。
ドロレスの早逝が惜しまれる。


日本人がやってるメタルバンドなのだが、これ以外にもやたらとシリアルキラーの曲を書いている。
テッド・バンディは最初にシリアルキラーという言葉を使われた連続殺人鬼として知られる。
高い教養を身に付け、ハンサムで社交的なペルソナを持ったバンディは、それまでの連続殺人犯=社会の底辺を生きる怪物的な存在というイメージを覆した。


日本ではほとんど知られていないが、20世紀前半に起きたニューオリンズの斧男について書かれたジャズ。
何故殺人事件をモチーフにジャズの曲を書こうと思ったのだろう?やっぱニューオリンズだから?
ちなみに未解決事件で犯人は不明。


同じくニューオリンズの斧男についての曲。
このバンドのことは全く知らなかったのだが、ライブの映像とか見ると普通に小さいハコでやってるんで、多分インディーズのバンドだろう。


こちらも日本ではマイナーな事件。犯人が10代の少女ということで世間を騒がせた。
犯行動機を聞かれて「月曜日が嫌いだったから」と答えたことからこのタイトルが付けられたのだろう。サビでも「Tell me why?」「I don’t like mondays」という掛け合いが見られる。
この曲は彼らにとっては出世作となったようで、『哀愁のマンデイ』という邦題が付けられていることから日本でも結構売られたんだろう。知らなかったけど。

ちなみに初期メンバーはみんな殺人鬼から取った芸名を付けていたマリリン・マンソン(マンソンの名前はチャールズ・マンソンから)には、この手の曲ってなかったのだろうか?
すでにキャラクターで表現してるから敢えてそういう曲を書くってことはしなかったのかも。
とはいえ、彼らも殺人事件と無縁ではない。1999年のコロンバイン高校銃乱射事件では、犯人の少年たちがマリリン・マンソンの影響を受けていたとメディアが報じたことで大きくバッシングされた。
このニュースでは日本でも報じられて、ワイドショーかなんかで大槻ケンヂが「マンソンは被害者ですからね」って擁護してたのを覚えている。


ジンボ アラタ
Author ジンボ アラタ 109 Articles
東京都出身。日本工学院八王子専門学校コンピューターミュージック科卒業。その後は音楽とは別の道へ進むが、再び音楽の世界になんらかの形で関わって行こうと決意し、2007年より音楽イベントのオーガナイズを始める。