一唱入魂

@Zher the ZOO YOYOGI 2012/05/31

『一唱入魂』、5月31日、Zher the ZOO YOYOGIにて。
演者はアラカキヒロコ、ダイナマイト☆ナオキ、ロザンナ、国吉亜耶子and西川真吾Duo、という面子。
無料でパスタの振る舞いあり。

アラカキヒロコ

1番手はアラカキヒロコ。彼女のライブを初めて観たのは2008年11月。約3年半前か。
当時、アラカキはcoholiというスリーピースバンドを組んでいた。かなりロックでプログレな感じのバンドで、方向性としては結構好きな路線だったのだが、活動はあまり長続きしなかった。
それから随分と時が経って、ようやく素のアラカキヒロコのステージを観る機会に恵まれた。

実のところ彼女のライブ中は色々忙しくて、集中して聴くことができなかったんだけれども、やっぱりcoholiとは全然違うなという印象。coholiの時は楽曲自体の雰囲気も手伝って、ギラギラしてて攻めの姿勢が強い歌い手という印象だった。それはそれで大変魅力的だったのだが、今日観たアラカキ嬢は俺の記憶の中にある彼女よりもずっと優しい歌を歌う人だった。けれどクセ者感を出した曲もやっぱりいくつかあって、そこでやっと記憶の中の彼女とマッチする。

人は変化しているのに、ずっと過去のイメージを追い続けている自分を反省する間もなく終わってしまった。なにぶん忙しすぎた。この次はもっとゆっくり観たい。

ARAKAKI HIROKO

ダイナマイト☆ナオキ

2番手はすっかりZher the ZOOの顔馴染み、ダイナマイト☆ナオキ。
国吉亜耶子and西川真吾Duoとダイナマイト☆ナオキが対バンするブッキングなんて相当に意外だと思うのだが、結論から言うとお互いがお互いのライブを楽しんだようで、やって良かったなという感じ。

ダイナマイト氏は1つ前のライブで調子を崩していたことを洩らしていたので心配だったのだが、案の定今日のライブはちと厳しいものがあった。もう声は枯れちゃってるし、段取りも悪いし、いつものことっちゃいつものことなんだけれども、もっとカッコイイ姿を見せて欲しかったなぁ。

逆に言えば、それでもやっぱりウケてしまうダイナマイト☆ナオキは真性の愛されキャラなんだと思う。そういう意味では国吉亜耶子と同じか。ベクトルは全く違うけど。

個人的には満足できないライブだったけど、新曲は最高だった。ただ残念なことに、新曲披露中にやたら音がハウってしまっていた。本人のセッティングの問題なのかPAの問題なのかは不明。こういうのは本当に残念。

ダイナマイト☆ナオキ official web site

ロザンナ

3番手はロザンナ。今日唯一のフルバンドである。元気いっぱい弾けていた。
久しぶりに観てみると、ドラムが大変にいいバンドだと気づく。まさしく屋台骨たるポジション。今日はアノさんのボーカルよりもずっとナミさんのドラムに釘付けだった。あんま他は覚えてないくらいに(笑)

今日は1番好きな「かげふみ」が演奏されなかったのは正直寂しかったんだけど、でもやっぱカッコイイバンドだ。
俺はダイナマイト☆ナオキにこういう姿「も」見せられるアクトになって欲しいのだ。
まぁ、若干MCが空回りかけていたと言うか、勢いで乗り切った部分があったように感じたけれども、ライブ自体は素敵だったのでよしとすべし。

ロザンナ

国吉亜耶子and西川真吾Duo

現在新譜リリースツアー真っ最中。24日からツアー始めて、この日で既に6本目。みんな都内。そして翌日にもライブを控えている。それでもちゃんと足を運んでくれるお客さんがいたんだから、なんと愛されていることよ。

実は新譜のフライヤーには俺もごくごく短いコメントを寄稿させていただいた。

『国吉亜耶子の歌は毎日聴いていても久しぶりに聴いてみても、そして初めて聴いた時も変わらない心地良さで迎えてくれる』

今日の俺にとって国吉亜耶子and西川真吾Duoのライブは久し振りだったわけだが、やっぱり受ける感覚は変わらない。本人たちは変わってないわけじゃない。前以上に素敵になっている。受け手としての感覚ね。
なんと言うのが適切なのか。嬉しい。観ていて、聴いていて、嬉しくなる。ありがたいなって気持ちになる。それが国吉亜耶子の歌。

で、国吉亜耶子and西川真吾Duoとして言及すると、やっぱ西川さんパネェ。あの人が単に裏方に徹する上手なドラマーだったら、正直彼らの音楽はそんなに面白くなかったと思う。アウトブレイクの副店長が、国吉亜耶子and西川真吾Duoは国吉さんのピアノがドラムで、西川さんのドラムがそれ以外全部やってるって言ってたけど、実際そう思うし、その関係性がデュオとしての音楽を本当に素晴らしいものにしている。

Andare

余談だけど、国吉さん綺麗になったなと感じた。元々綺麗な方なんだけど、ステージ上ではより一層。才色兼備ですね。


ジンボ アラタ
Author ジンボ アラタ 98 Articles
東京都出身。日本工学院八王子専門学校コンピューターミュージック科卒業。その後は音楽とは別の道へ進むが、再び音楽の世界になんらかの形で関わって行こうと決意し、2007年より音楽イベントのオーガナイズを始める。